溜め息をしすぎたら 深呼吸になった
D-BROSのメインデザイナー渡邉良重さんが描いた清楚で柔らかい絵と
内田也哉子さんの独特な感性で表現される美しいことば。
ふたりの才能がひとつになって、永く読みつがれる、一冊の“絵物語”になりました。
薄紙に印刷されているので次のページが透ける仕掛けになっています。
柔らかい絵、美しい言葉、透けるように薄い紙、その繊細さにページをめくる手が次第にゆっくりとなっていき
それにあわせて気持ちが落ち着いていきます。
ふとしたとき語りかけてくるように、何度も読みかえしたくなる不思議な作品です。
■裏表紙
■NY ADC賞受賞作品
1920年の設立以来、世界の広告界をリードしてきたThe Art Directors Club(通称ニューヨークADC)。
ニューヨークADC展は、長年にわたり、各国のデザイン・広告関係者の注目を集めています。
第84回ADC賞では、2004年度に制作・発表された作品を対象に、アメリカを含め47カ国から、10,000点以上もの応募があり、
金賞19点・銀賞39点が選ばれています。
日本人としては、渡邉良重、内田也哉子両氏による絵本『BROOCH』が金賞を受賞しました。
絵:渡邉良重/文:内田也哉子
素材:紙 ハードカバー/オールカラー
頁数:136ページ
サイズ:B5版ヨコ(W260mm×H190mm)
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絵・渡邉良重(わたなべ・よしえ) 山口県生まれ。株式会社ドラフトに所属。
モスバーガーやラコステの広告などを手掛け、JAGDA新人賞、東京ADC賞、原弘賞、N.Y.ADC金賞など受賞。
D-BROSのメインデザイナーとして、遊び心溢れるデザインで人気のポストカードやカレンダーを制作。
文・内田也哉子(うちだ・ややこ) 1976年、東京生まれ。19歳で本木雅弘と結婚。現在二児の母。
著書にベストセラーの翻訳絵本『たいせつなこと』(マーガレット・ワイズ・ブラウン著/フレーベル館)、
映画化が決定した『岸辺のふたり』(デュドク・ドゥ・ヴィット著/くもん出版)の他、
『ペーパームービー』(朝日出版社)、『会見記』(リトルモア)がある。
デザインは楽しい
D-BROSはグラフィックデザイン、広告の制作を主とする?ドラフトを母体として1995年1月に同社内に発足したプロダクトデザイン・プロジェクト。
渡邊良重氏・植原亮輔氏が中心となりカレンダー、グリーティングカードなどのステーショナリー、時計やフラワーベースなどのインテリアツール
グラスなどのキッチンツール他、これまでのプロダクトデザインにはなかった新しい表現で数々の商品を発表し、東京ADC賞、ニューヨークADC賞、
全国カレンダー展、グッドデザイン賞など様々なコンペティションにおいても高い評価を得ています。
日本だけでなくニューヨーク、パリ、ミラノ、ストックホルムなどのデザインショップでも販売され、今や世界にそのファンを広げています。
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